33AM010|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯垢細菌の共凝集の模式図を示す。①のグラム陰性菌はどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:Fusobacterium nucleatum
この問題のポイント
歯面ペリクル上の初期定着菌と後期定着菌の間に橋渡しのように位置する、紡錘状のグラム陰性桿菌を同定します。
解説
①は複数の異なる細菌と結合し、歯面側の初期定着菌と、その後に参加する偏性嫌気性菌の共凝集を仲介しています。Fusobacterium nucleatumはこの「ブリッジ菌」の代表で、グラム陰性、偏性嫌気性の紡錘状桿菌です。バイオフィルムが成熟すると、さまざまな菌種が立体的に共存できるようになり、歯肉縁下では歯周病原性の高い菌群が増えます。
選択肢の確認
- a Treponema denticola:グラム陰性のスピロヘータで成熟プラークにみられますが、図の橋渡し菌ではありません。
- b Streptococcus mutans:グラム陽性球菌で、う蝕の発生に関与する初期定着菌です。
- c Fusobacterium nucleatum:多菌種と共凝集して初期と後期の菌群をつなぐため正しいです。
- d Porphyromonas gingivalis:グラム陰性の偏性嫌気性桿菌で、成熟した歯肉縁下バイオフィルムに参加する主要歯周病原菌です。
覚えるポイント
歯面バイオフィルムでは、Streptococcusなどの初期定着菌と後期の嫌気性菌をF. nucleatumがつなぐ、と流れで覚えます。