33AM009|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
ワルファリンカリウムの薬理作用により減少するのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:血液凝固因子
この問題のポイント
ワルファリンは血球数を減らす薬ではなく、ビタミンK依存性凝固因子の機能的な合成を抑える抗凝固薬です。
解説
ワルファリンカリウムはビタミンKエポキシド還元酵素を阻害し、還元型ビタミンKの再生を抑制します。その結果、肝臓でのビタミンK依存性凝固因子Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹの機能的な産生が低下し、血栓形成が抑えられます。効果はPT-INRで評価し、歯科処置前には出血リスクを確認します。医療者の判断なく休薬させないことも重要です。
選択肢の確認
- a 血小板:数を直接減らす薬理作用ではありません。血小板機能を抑える抗血小板薬と区別します。
- b 赤血球:ワルファリンは造血や赤血球寿命を主作用点としません。
- c 白血球:白血球は感染防御や免疫反応を担う細胞であり、ワルファリンはその産生や細胞数を直接減らしません。
- d 血液凝固因子:ビタミンK依存性因子の機能的合成が減少するため正しいです。
覚えるポイント
ワルファリンは「ビタミンK拮抗→Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ低下→PT-INR延長」とつなげます。抗血小板薬と抗凝固薬は作用点が異なります。