33AM022|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
Fejerskovによるう蝕の発生要因を図に示す。①に該当する要因はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b
正答
a:所得、b:家族形態
この問題のポイント
Fejerskovの図は、細菌、歯質、唾液、時間などの口腔内因子を、それらに影響する外側の社会・行動的要因①が取り囲む構造です。
解説
う蝕はバイオフィルムの酸産生、歯質の感受性、唾液の洗浄・緩衝作用、時間の重なりで生じますが、これらは生活条件から独立していません。図の①は口腔内の直接要因より外側に位置し、食品選択、フッ化物利用、受診、セルフケアなどに影響する社会的決定要因を示します。所得は資源へのアクセスに、家族形態は生活習慣や養育環境に関与するため①に該当します。
選択肢の確認
- a 所得:歯科受診、予防用品、食生活などの選択可能性に影響する社会経済要因で、外側の①に含まれます。
- b 家族形態:食行動、仕上げ磨き、受診行動などを形づくる生活背景で、①の社会・行動要因です。
- c 歯列不正:歯面清掃の難しさやプラーク滞留に直接関与する局所的口腔因子です。
- d 咬合面形態:深い小窩裂溝はプラークを保持しやすく、歯面自体の局所的感受性に属します。
覚えるポイント
Fejerskovモデルはう蝕を単なる「菌・糖・歯・時間」で終わらせず、社会環境がその直接要因を動かす多層的な疾患と捉える点が重要です。