33PM021第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

洗口により除去できるのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d:マテリアアルバ

この問題のポイント

マテリアアルバは細菌、剝離上皮、白血球、食物残渣などからなる白色・軟性の疎な沈着物で、歯面への付着が弱いため強い洗口で除去できます。

解説

歯面沈着物は付着の強さと成分で区別します。マテリアアルバは肉眼で白色または黄白色に見えますが、成熟したプラークのような組織化されたバイオフィルム構造と強固な付着を持たず、水流や洗口で容易に動きます。プラークは細菌が細胞外マトリックス中に構築したバイオフィルムで、歯ブラシなどによる機械的破壊が必要です。ペリクルは唾液タンパク質由来の薄膜、ステインは外来色素の沈着であり、洗口だけでは除去できません。

選択肢の確認

  • a ステイン:茶渋、喫煙、色素産生菌などによる外因性色素が歯面へ付着したもので、通常は研磨などの機械的除去を要します。
  • b プラーク:細菌と細胞外基質からなる歯面バイオフィルムで、洗口液を通すだけでは破壊できずブラッシングが必要です。
  • c ペリクル:唾液糖タンパク質がエナメル質へ選択的に吸着してできる無細胞性被膜で、単純な洗口では除去されません。
  • d マテリアアルバ:疎に堆積した軟らかい白色物で歯面への結合が弱く、洗口や水流で除去できます。

覚えるポイント

洗口で落ちる=マテリアアルバ、歯ブラシで壊す=プラーク、研磨で除く=ステイン、歯面を覆う唾液由来膜=ペリクルです。

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