33PM022|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯科疾患実態調査のある項目の結果を図に示す。この図が示すのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:4㎜以上の歯周ポケットを有する者
この問題のポイント
グラフは若年者で低く、年齢とともに増加して60歳代で約6割に達し、高齢群でも4~5割を占めています。この年齢分布は4 mm以上の歯周ポケット保有者率に合います。
解説
歯科疾患実態調査で歯周ポケットを評価すると、歯周組織への累積曝露が増える中高年ほど4 mm以上のポケットをもつ割合が高くなります。一方、超高齢群では重症歯がすでに喪失して診査対象歯が減るため、割合が単調増加しないことがあります。グラフは15~19歳で数%、20歳代から上昇し、60歳代で高値となる形です。喪失歯保有者なら高齢でより高率、20歯以上保有者なら若年で高率、永久歯う蝕経験者も若年から高い分布になります。
選択肢の確認
- a 喪失歯を有する者:年齢とともにさらに高率となり、高齢群で4~5割程度にとどまるこの曲線より強い増加を示す指標です。
- b 20歯以上の現在歯を有する者:若年者でほぼ全員に近く、加齢とともに低下するため、グラフの上昇パターンとは逆です。
- c 4㎜以上の歯周ポケットを有する者:若年で低く中高年で増え、歯の喪失の影響で最高齢層では低下し得る分布に一致します。
- d 永久歯の未処置歯または処置歯を有する者:永久歯う蝕経験は比較的若い年代から高く、このグラフほど低値から緩やかに増えません。
覚えるポイント
疫学グラフは値だけでなく年齢曲線の向きを読みます。歯周ポケットは中高年で増えますが、高齢者では対象歯の喪失による見かけの低下に注意します。