33PM023|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
口臭の原因物質で硫黄を含むのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:メチルメルカプタン
この問題のポイント
メチルメルカプタンの化学式はCH3SHで、チオール基の硫黄を含みます。硫化水素、ジメチルサルファイドと並ぶ揮発性硫黄化合物〈VSC〉です。
解説
口腔内細菌が舌苔、歯周ポケット、唾液中の含硫アミノ酸を分解すると、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどが産生されます。これらは揮発性が高く低濃度でも強い臭気をもち、生理的口臭や歯周病性口臭の主要成分です。特にメチルメルカプタンは歯周病との関連が強いとされます。ほかの選択肢も臭気成分にはなり得ますが、分子内に硫黄原子を含みません。
選択肢の確認
- a アセトン:ケトン体の一つで糖尿病性ケトアシドーシスなどで甘酸っぱい呼気臭を生じますが、硫黄を含みません。
- b インドール:トリプトファンの細菌分解で生じる含窒素複素環化合物で、糞便様臭をもちますが硫黄化合物ではありません。
- c メチルアミン:アミノ基をもつ含窒素化合物で魚臭様の臭気に関係しますが、分子内に硫黄はありません。
- d メチルメルカプタン:CH3SHのチオールで硫黄を含み、舌苔・歯周ポケット由来の主要な揮発性硫黄化合物です。
覚えるポイント
口臭のVSCは硫化水素H2S、メチルメルカプタンCH3SH、ジメチルサルファイド(CH3)2Sです。舌苔と歯周病を評価します。