33PM102第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

75歳の女性。下顎前歯部ブリッジ脱離を主訴として来院した。診断の結果、ブリッジを製作することになった。検査中の口腔内写真を別に示す。行われているのはどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a:平行測定

この問題のポイント

写真では二本の測定針を左右の支台歯軸面へ同時に当てています。複数支台歯からなるブリッジが共通の挿入方向をもつかを口腔内で確認する平行測定です。

解説

固定性ブリッジは連結された一体の補綴装置として装着するため、各支台歯の軸面に共通の着脱方向が必要です。写真の口腔内平行測定器は、互いに平行な測定針を両支台歯へ接触させ、軸面の平行性やアンダーカットを視覚的に確認します。平行性が不足するとブリッジが完全に着座せず、辺縁不適合や過度な削除の原因になります。形成途中で測定し、必要な範囲だけ軸面を修正します。電気歯髄診では電極を歯面へ接触させ、動揺度はピンセット等で歯を動かし、ポケット測定では目盛付きプローブを歯肉溝へ挿入するため、写真の器具と操作が異なります。

選択肢の確認

  • a 平行測定:平行な二本の測定針を各支台歯へ当て、連結冠が着脱できる共通の挿入路を確認しています。
  • b 歯髄電気診:歯面へ電気刺激を与えて感覚応答を調べる検査で、二本の針で歯軸を比較する操作ではありません。
  • c 動揺度検査:ピンセットの柄などで歯を唇舌・垂直方向へ動かし変位量を判定するため、写真の平行器は用いません。
  • d 歯周ポケット測定:目盛付き歯周プローブを歯軸に沿って歯肉溝底まで挿入し、辺縁歯肉からの深さを読み取ります。

覚えるポイント

複数支台歯の固定性補綴では「保持形態」だけでなく「共通の着脱方向」が不可欠です。形成中に平行性、クリアランス、フィニッシュラインを繰り返し確認します。

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