34AM047|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
下顎前歯部の支台歯形成後、CAD/CAMシステムでクラウンを製作することになった。印象採得に用いた器具の写真と印象採得時 の口腔内写真を別に示す。 従来の精密印象採得法と比較したこの方法の特徴はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d
正答
b:医療廃棄物の削減、d:デジタルデータの保存が可能
この問題のポイント
口腔内スキャナによる光学印象を、従来の印象材・トレー法と比較します。
解説
口腔内スキャナは歯列・支台歯の表面形状を光学的に読み取り、三次元データとして取得します。印象材、石膏模型、使い捨てトレー関連材料を減らせるため医療廃棄物削減につながり、データの保存・複製・技工所への伝送も容易です。一方、歯肉縁下のマージンは血液・唾液で光学情報が遮られるため、止血、排唾、歯肉圧排が不要になるわけではありません。個人トレーは印象材を用いる従来法で必要になることがありますが、光学印象には用いません。スキャンエラーや死角を確認して追加撮影する技術も必要です。
選択肢の確認
- a 止血操作が不要:血液は読み取りを妨げるため、必要に応じて確実な止血を行います。
- b 医療廃棄物の削減:印象材や石膏使用を減らせるため正しいです。
- c 個人トレーが必要:口腔内スキャナでは光学的に取得し、個人トレーは不要です。
- d デジタルデータの保存が可能:再表示・送信・比較ができるため正しいです。
覚えるポイント
光学印象の利点はデータ保存・伝送、材料と廃棄物の削減。ただし乾燥・止血・マージン明示は依然重要です。