31PM104|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
下顎右側第一大臼歯にCAD/CAMシステムで製作したクラウンの装着を行っている。デュアルキュア型レジンセメントを冠内面に塗布し、支台歯に圧接した直後の口腔内写真(別冊午後 No.49)を別に示す。 続いて歯科医師に手渡すのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:光照射器
この問題のポイント
写真はCAD/CAM冠をデュアルキュア型レジンセメントで圧接し、余剰セメントが辺縁へ出た直後です。次は光照射で重合を進めます。
解説
デュアルキュア型レジンセメントは、光が届く冠辺縁部では光重合、冠内部など光が届きにくい部位では化学重合が働きます。冠を所定位置へ十分圧接したまま、光照射器で辺縁部へ照射し、余剰セメントを除去しやすいゲル状にするタックキュアまたは規定時間の重合を行います。余剰を除去して最終照射後、咬合と隣接面接触、辺縁を確認します。装着直後に冠を外す器具は使いません。
選択肢の確認
- a 咬合紙:セメント硬化・余剰除去後に咬合接触と高点を確認する器材で、圧接直後の次工程ではありません。
- b 光照射器:光重合を開始し、デュアルキュアセメントの初期固定と硬化を進めるため直ちに用います。
- c コンタクトゲージ:隣接面接触の強さを試適時や装着後に確認するもので、セメント重合を行えません。
- d クラウンリムーバー:不良補綴物を撤去する器具で、適合冠を接着中の本場面では使用しません。
覚えるポイント
レジンセメント装着は圧接維持→光照射〈タックキュア〉→余剰除去→最終重合→咬合・接触・辺縁確認です。