33PM092第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

23歳の女性。上顎右側第二大臼歯の修復物脱離を主訴として来院した。検査の結果、間接修復が行われることになった。窩洞形成後と修復物試適後の口腔内写真(A、B)を別に示す。デュアルキュア型接着性レジンセメントによる装着で正しいのはどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: a・c

正答

a:修復物にシランカップリング処理を行う。、c:タックキュア後、余剰セメントを除去する。

この問題のポイント

写真Bは歯冠色の間接修復物を窩洞へ試適した状態です。接着性レジンセメントでは修復物内面の表面処理、確実な装着、余剰セメントの除去、最終重合を順序よく行います。

解説

シリカを含むセラミック系修復物では、内面を材料に応じて処理した後にシランカップリング材を用い、無機質の修復物と有機質のレジンセメントの化学的結合を高めます。セメントは修復物内面へ気泡が入らないよう満たし、一定圧で窩洞へ装着します。短時間の光照射で余剰部だけをゲル状にするタックキュアを行えば、歯間部や辺縁の余剰セメントを一塊として除去しやすくなります。その後、酸素遮断材の使用を含め製品指示どおり各面を十分に最終重合させ、咬合・辺縁を確認して仕上げます。

選択肢の確認

  • a 修復物にシランカップリング処理を行う。:シリカ系歯冠色修復物の内面にシラン処理を行うと、セラミックとレジンセメント間の接着耐久性が向上します。
  • b 窩洞内にセメントを塗布する。:窩洞壁へ直接塗り広げると気泡や過量残留を生じやすく、通常は修復物内面へセメントを均一に満たして装着します。
  • c タックキュア後、余剰セメントを除去する。:短時間照射で余剰部を半硬化させると、隣接面や辺縁から形を保ったまま安全に取り除けます。
  • d 光照射後、直ちに研磨する。:一部を照射しただけで直ちに研磨せず、余剰除去後に全方向から最終重合し、硬化と辺縁封鎖を確認して仕上げます。

覚えるポイント

接着装着は「修復物内面処理―シラン―セメント填入―圧接―タックキュア―余剰除去―最終重合」の順です。材料ごとにフッ酸処理やプライマーの適否が異なるため、製品指示も確認します。

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