33PM091|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
16歳の女子。上顎前突を主訴として来院した。頭部エックス線規格写真を別に示す。撮影時の留意点で適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d
正答
b:頭部固定にはイヤーロッドを用いる。、d:頭部の正中矢状平面とフィルムを平行に保つ。
この問題のポイント
図は側面頭部エックス線規格写真です。経時的な成長や矯正治療による変化を比較できるよう、被写体・管球・受像器の位置関係と頭位を毎回同じ条件にします。
解説
頭部エックス線規格写真では、セファロスタットの左右のイヤーロッドを外耳道部へ合わせて頭部を固定し、再現性のある位置を得ます。側面撮影では正中矢状平面を受像器と平行にし、左右構造のずれを抑えます。頭位の基準には通常フランクフルト平面などを用い、SN平面を床と平行にする規定ではありません。また、焦点―被写体―受像器間に距離があるため一定の拡大は避けられません。重要なのは等倍化ではなく、装置と距離を規格化して同じ拡大率で比較できることです。
選択肢の確認
- a SN平面を床面と平行にする。:SN平面はセファロ分析に用いる頭蓋底の基準線ですが、撮影時に床面と平行に固定する頭位基準ではありません。
- b 頭部固定にはイヤーロッドを用いる。:左右の外耳道部へイヤーロッドを合わせると、頭部の位置と回転を規格化して再現性を確保できます。
- c 被写体と写真が等倍になるよう撮影する。:投影像には幾何学的拡大が生じるため完全な等倍にはせず、焦点距離などを一定にして拡大率を統一します。
- d 頭部の正中矢状平面とフィルムを平行に保つ。:側面像では正中矢状平面を受像器と平行にし、左右の解剖構造が大きく前後へずれないようにします。
覚えるポイント
セファロ撮影は「イヤーロッドで固定・側面では正中矢状面と受像器を平行・撮影距離を一定」と整理します。目的は等倍像ではなく、同条件で重ね合わせと計測ができる規格像です。