33PM090|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
妊婦の食事摂取基準で耐容上限量が定められているのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a:亜鉛、b:カルシウム
この問題のポイント
妊婦の食事摂取基準では、過剰摂取による健康障害を避ける耐容上限量が亜鉛とカルシウムに設定されています。ナトリウムは目標量で管理します。
解説
亜鉛は胎児発育と酵素機能に必要ですが、サプリメント等で過剰摂取すると銅吸収阻害、貧血、免疫機能への影響を生じるため上限があります。カルシウムも骨形成に不可欠ですが、過量では高カルシウム血症、腎結石、他ミネラル吸収への影響があるため上限量を設けます。ナトリウムは生活習慣病予防のため「目標量」を食塩相当量で示し、耐容上限量という区分ではありません。マグネシウムは通常食品由来について妊婦の上限をここで設定しません。
選択肢の確認
- a 亜鉛:過剰摂取で銅欠乏や消化器症状などを起こすため、妊婦にも耐容上限量が定められています。
- b カルシウム:必要量を満たす一方、過剰による高カルシウム血症・腎障害等を避ける上限量があります。
- c ナトリウム:高血圧予防の観点から食塩相当量の目標量が示されますが、耐容上限量として設定されていません。
- d マグネシウム:通常の食品からの摂取について妊婦の耐容上限量は設けられず、サプリメント由来の過剰には別途注意します。
覚えるポイント
耐容上限量は「これ以上を推奨する値」ではなく、健康障害リスクが高まる境界です。妊娠中もサプリメントの重複摂取を確認します。