31PM109|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯科医師の指示により上顎右側中切歯に既製冠を使用してプロビジョナルレストレーションを製作することになった。常温重合レジンを盛りつけ支台歯に圧接し、撤去した直後の写真(別冊午後 No.51)を別に示す。 この後に使用するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d
正答
a:温湯、d:技工用カーバイドバー〈スタンプバー〉
この問題のポイント
既製冠に常温重合レジンを盛り、口腔内で初期形態を採って撤去した直後です。口腔外で重合を進め、その後に余剰部を形態修正します。
解説
常温重合レジンは重合発熱と未反応モノマーによる歯髄・粘膜刺激を避けるため、弾性をもつ段階で支台歯から撤去します。写真には既製冠辺縁から溢れたレジンと大きなバリが残っています。撤去後は温湯中で口腔外重合を促進・完了させ、十分硬化した後、技工用カーバイドバー〈スタンプバー〉で余剰レジンを削除して辺縁・隣接面・歯冠形態を整えます。研磨、適合・咬合確認後に仮着材で装着します。
選択肢の確認
- a 温湯:口腔外で常温重合レジンの重合を促し、発熱と残留モノマーの口腔組織への影響を抑えるため用います。
- b レジン分離剤:レジンが支台歯・模型へ固着しないよう圧接前に塗布する材料で、撤去後の工程ではありません。
- c 接着性レジンセメント:プロビジョナルは後に撤去するため、永久接着性セメントではなく仮着材を用います。
- d 技工用カーバイドバー〈スタンプバー〉:写真のバリ・余剰部を削除し、辺縁と外形を調整するため使用します。
覚えるポイント
直接法プロビジョナルは分離剤→圧接→弾性期に撤去→温湯で重合→バーで形態修正・研磨→仮着です。