31PM110|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔内写真(別冊午後 No.52)を別に示す。 嘔吐反射を誘発する部位はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・d
正答
c:③、d:④
この問題のポイント
写真の③は舌根部、④は軟口蓋です。いずれも触刺激で防御性の嘔吐反射を誘発しやすい後方口腔部位です。
解説
嘔吐反射は異物が咽頭へ侵入するのを防ぐ反射で、舌根部、軟口蓋、口蓋垂、口峡、咽頭後壁などへの接触で起こりやすくなります。写真③は舌背後方の舌根、④は硬口蓋後方の可動性をもつ軟口蓋を指しています。これらへの印象材・ミラー・吸引管の接触を最小化し、鼻呼吸、適切な体位、短時間操作、過量な印象材を避けることで反射を軽減します。①は硬口蓋、②は臼後三角部です。
選択肢の確認
- a ①:前方の硬口蓋で、感覚はありますが、舌根・軟口蓋ほど典型的な嘔吐反射誘発部位ではありません。
- b ②:下顎最後臼歯後方の臼後三角部で、写真の後咽頭側反射帯とは異なります。
- c ③:舌根部は咽頭入口に近く、器具や印象材の接触で嘔吐反射を誘発しやすい部位です。
- d ④:軟口蓋は咽頭反射の感覚受容が鋭敏で、接触により嘔吐反射が起こりやすい部位です。
覚えるポイント
嘔吐反射の主要誘発部位は舌根・軟口蓋・口蓋垂・口峡・咽頭後壁です。後方ほど接触量と時間を減らします。