33PM078|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
52歳の女性。噛みにくいことを主訴として来院した。口腔内診査後、歯科医師から歯科保健指導を行うよう指示を受けた。歯周組織検査結果を図に、口腔内写真(A、B、C)を別に示す。適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・d
正答
c:下顎臼歯部にスーパーフロスを使用しましょう。、d:上顎左側第二小臼歯にタフトブラシを使用しましょう。
この問題のポイント
写真と歯列図には下顎臼歯部のブリッジ・ポンティック下と、上顎左側第二小臼歯の孤立した複雑な周囲面がみられます。各補綴形態へ届く清掃用具を選びます。
解説
スーパーフロスは硬い挿入端、スポンジ状部、通常のフロス部をもち、ブリッジの連結部からポンティック基底面下へ通して清掃できます。写真Aの下顎臼歯欠損補綴部は通常フロスを咬合面から通せないため適応です。写真Cの上顎左側第二小臼歯は隣接歯欠損や歯列不正で複数面が露出し、通常歯ブラシが届きにくいため小さなタフトブラシで歯頸部をなぞります。歯肉退縮があるので硬毛は避け、前歯の狭い歯間へ過大な歯間ブラシを無理に入れません。
選択肢の確認
- a 毛先の硬い歯ブラシを使用しましょう。:歯肉退縮・露出根面に強い硬毛を用いると擦過傷や歯頸部摩耗を進めるため、軟らかめを適切な圧で使います。
- b 上顎前歯部に歯間ブラシを使用しましょう。:写真Bの前歯歯間は大きく開放しておらず、サイズ不適合のブラシは歯間乳頭を傷つけます。
- c 下顎臼歯部にスーパーフロスを使用しましょう。:硬い端をブリッジ下へ通し、スポンジ部でポンティック基底面と支台歯隣接面を清掃できます。
- d 上顎左側第二小臼歯にタフトブラシを使用しましょう。:孤立歯の遠心・近心・口蓋側歯頸部へ小さな一毛束を個別に当てられます。
覚えるポイント
ブリッジ下=スーパーフロス、孤立歯・最後方・叢生=タフトブラシです。歯間ブラシは空隙径を測ってサイズを選びます。