33PM105|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
既製冠を使用してプロビジョナルレストレーションを製作することになった。製作過程の模型の写真を別に示す。この操作の前に行うのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b
正答
a:既製冠の試適、b:既製冠の調整
この問題のポイント
写真は模型上の支台歯へ既製冠を用いてプロビジョナルレストレーションを形成する場面です。この段階より前に、適切な大きさの冠を選んで試適し、辺縁・隣接面・高さを調整します。
解説
既製冠を外型として暫間冠を作る場合、まず支台歯の近遠心幅と歯冠形態に合うサイズを選び、模型または口腔内で試適します。歯頸部辺縁が支台歯のフィニッシュラインに適合し、隣在歯との接触や咬合面の高さが適切になるよう、ハサミやバーで外型をトリミングします。その後、内面へ即時重合レジンを填入して支台歯へ圧接し、硬化途中に着脱して発熱と重合収縮の影響を抑え、最終的に辺縁・咬合・コンタクトを修正します。分離材はレジンが付着しては困る模型の支台歯側へ塗るのであり、レジンと一体化させる既製冠内面へ塗りません。
選択肢の確認
- a 既製冠の試適:支台歯に合うサイズ、辺縁位置、隣接接触、咬合方向を確認してからレジンによる形成へ進みます。
- b 既製冠の調整:試適結果に基づき歯頸部の長さや外形を切削・トリミングし、圧接時に正しい位置へ収まるようにします。
- c 既製冠内面への分離材塗布:内面はレジンを保持する側なので分離させず、必要な分離材は模型支台歯などレジンの固着を避けたい面に用います。
- d 支台歯へのレジン盛り付け:レジンは通常、調整した既製冠の内面へ適量を填入し、外型ごと支台歯へ圧接して形態を付与します。
覚えるポイント
手順は「サイズ選択―試適―既製冠調整―模型側の分離―内面へレジン填入―圧接―硬化途中の着脱―仕上げ」です。暫間冠でも辺縁適合、清掃性、咬合、隣接接触を確保します。