31AM047第31回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

70歳の女性。上顎義歯の破折による咀嚼困難を主訴として来院した。使用中の義歯は10年前に装着したという。診察の結果、上下顎全部床義歯を製作することになった。治療過程の写真(別冊午前 No.14A,B)を別に示す。 この操作で決定するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c:仮想咬合平面

この問題のポイント

写真は上顎咬合床へ咬合平面板を当て、正面と側面から傾きを確認しています。板を基準線と平行にする操作で決める項目です。

解説

無歯顎の咬合採得では、上顎咬合堤の前方を正面から瞳孔線に、側方を鼻翼下縁と耳珠を結ぶカンペル平面にほぼ平行となるよう調整します。写真Aは正面、Bは側面から咬合平面板の方向を見ており、天然歯のない患者で人工歯排列の基準となる仮想咬合平面を設定する操作です。口唇支持は上顎前歯部咬合堤の厚さで、咬合高径と水平的顎位は上下咬合床を用いる別の段階で決定します。

選択肢の確認

  • a 咬合高径:顔貌、安静空隙、発音、嚥下などを参考に上下顎間の垂直距離を決める操作です。
  • b 口唇豊隆度:上顎前歯部の咬合堤を前後的に加減し、上唇の支持と側貌を整えて決定します。
  • c 仮想咬合平面:咬合平面板を瞳孔線・カンペル平面と比較する写真の操作で決定するため正答です。
  • d 水平的下顎位:咬合高径決定後、中心位誘導や描記法などで前後左右の位置を記録します。

覚えるポイント

上顎咬合堤の平面は正面で瞳孔線、側面でカンペル平面を基準にし、人工歯排列の仮想咬合平面とします。

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