第31回
31AM046|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
45歳の女性。下顎左側小臼歯部の審美障害を主訴として来院した。CAD/CAMシステムにより製作されたクラウンの写真(別冊午前 No.13A、B、C)を別に示す。 合着に用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解a
正答
a:接着性レジンセメント
この問題のポイント
画像はCAD/CAMブロックから削り出した歯冠色クラウンです。保持力と破折抵抗を確保するには、歯質とクラウン内面を接着一体化できる材料を選びます。
解説
CAD/CAM冠、とくにハイブリッドレジン系ブロックは、従来の鋳造冠のような機械的嵌合だけでなく接着による支持が重要です。クラウン内面をサンドブラストし、材料に合うシランやプライマーを用い、支台歯側も前処理して接着性レジンセメントで合着します。レジンセメントは高い接着強さ、低い溶解性、十分な機械的強度をもち、応力を分散して脱離や破折を抑えます。
選択肢の確認
- a 接着性レジンセメント:歯質とレジン・セラミック系冠の双方へ接着系を構築でき、CAD/CAM冠の合着に適します。
- b カルボキシレートセメント:歯質へ化学的に結合しますが、クラウン材料との強固な接着と機械的強度が不足します。
- c グラスアイオノマーセメント:歯質接着性とフッ化物徐放性はありますが、吸水・溶解や強度の点で接着性レジンに劣ります。
- d レジン添加型グラスアイオノマーセメント:従来型より物性は向上しますが、CAD/CAM材料との接着一体化には専用レジンセメントが適します。
覚えるポイント
CAD/CAM冠は内面サンドブラスト+材料別プライマー+歯質処理+接着性レジンセメントを基本にします。
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