35PM040|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
次の文を読み【問題 40】【問題 41】に答えよ 57歳の男性。ブラッシング時に下顎前歯部の歯ぐきが痛いことを主訴として来院した。歯ブラシが歯肉に引っかかって磨きづらいという。診察の結果、歯周外科手術を行うことになった。手術前と手術中、および手術後の口腔内写真を別に示す。 行われた手術はどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:小帯切除術
この問題のポイント
下唇小帯の高位付着によるブラッシング障害と歯肉牽引を、術前・術中写真から診断する問題です。原因小帯を切除します。
解説
小帯が歯肉辺縁付近へ強く付着すると、口唇運動で歯肉が牽引され、清掃困難、疼痛、歯肉退縮、口腔前庭の浅化などを招くことがあります。小帯切除術では異常な線維性付着を切除・解放し、清掃しやすく安定した歯肉環境をつくります。術後は創部を保護し、治癒段階に合わせて清掃方法を指導します。
選択肢の確認
- a 歯肉切除術:歯周ポケット壁などの歯肉を切除する術式で、小帯の異常付着を直接解放しません。
- b 小帯切除術:牽引源となる下唇小帯を切除するため、症例と写真に一致します。
- c フラップ手術:歯肉弁を剝離して根面や骨へアクセスする歯周外科です。
- d 歯肉弁根尖側移動術:付着歯肉やポケット位置の改善に用いますが、本症例の主対象は小帯です。
覚えるポイント
小帯異常は『口唇を引くと歯肉辺縁が白く牽引される』『清掃しにくい』『退縮』を診査します。