35PM039|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
従来型グラスアイオノマーセメント修復の流れを図に示す。 ①の目的はどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:水分の吸収防止
この問題のポイント
従来型グラスアイオノマーセメント修復後の表面保護の目的を問う問題です。硬化初期は水分の影響を受けやすいためコーティングします。
解説
従来型グラスアイオノマーセメントは酸塩基反応で硬化します。練和直後から初期硬化までに水分へ接すると成分が溶出して白濁・脆弱化し、逆に乾燥し過ぎても亀裂を生じます。そのためワニスやコーティング材で表面を被覆し、水分の出入りを抑えて成熟を待ちます。表面保護は修復直後の材料を口腔内環境から隔離し、安定した硬化を助ける処置と理解します。
選択肢の確認
- a 研磨性の向上:表面保護材は研磨材ではなく、研磨性向上が主目的ではありません。
- b 水分の吸収防止:初期硬化中の吸水を防ぎ、材料性状を守るため正しいです。
- c 歯質接着性の強化:歯質接着はカルボキシル基と歯質カルシウムの結合により生じ、表面被覆の目的ではありません。
- d フッ化物イオンの徐放促進:被覆は初期の水分移動を制御するもので、徐放促進を狙いません。
覚えるポイント
従来型GICは初期の吸水と乾燥の両方に弱い材料です。充填後は表面保護し、最終研磨の時期にも配慮します。