34AM089|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
83歳の女性。定期歯科健康診査のため来院した。最近食べこぼしが多いという。口腔機能検査の結果と口腔機能低下の基準値を表に示す。適切な指導内容はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c
正答
a:口唇ストレッチ、c:吹き戻し笛訓練
この問題のポイント
検査値から低下している口唇運動機能を見つけ、その機能へ直接働く訓練を選びます。
解説
表では舌口唇運動の「パ」が3回/秒で基準未満ですが、「タ」「カ」、舌圧、咀嚼、嚥下は基準を満たしています。「パ」は両唇を閉鎖して破裂させる音なので、食べこぼしと合わせて口唇閉鎖・運動機能の低下を示します。口唇のストレッチで可動域を保ち、吹き戻し笛を吹く訓練で口唇閉鎖と呼気保持を反復するのが適切です。口腔乾燥はなく、嚥下障害も示されていないため、唾液腺マッサージやとろみ付与は検査結果に対応しません。
選択肢の確認
- a 口唇のストレッチ:口唇可動域と閉鎖運動を改善するため正しいです。
- b 唾液腺マッサージ:口腔乾燥への対応ですが、本例の検査では乾燥を認めません。
- c 吹き戻し笛の訓練:口唇閉鎖力と呼気機能を使うため正しいです。
- d とろみ調整食品:嚥下安全性低下への対応で、本例のEAT-10は基準内です。
覚えるポイント
オーラルディアドコキネシスはパ=口唇、タ=舌前方、カ=舌後方。低値の器官へ訓練を合わせます。