第35回・2026年

35PM107|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

2つ選択

78歳の男性。口の中に食物が残ることを主訴として来院した。診察の結果、口腔前庭に食物残渣が認められた。歯科医師から口腔機能検査と口腔機能管理を行うよう指示された。口腔機能検査の結果を表に示す。適切な指導内容はどれか。2つ選べ。

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正解b・d

正答

b・d:舌鳴らし、食前の嚥下体操

この問題のポイント

口腔前庭への食物残留と口腔機能検査結果から、舌・口腔周囲筋を動かし、食前に機能を準備する指導を選ぶ問題です。

解説

舌鳴らしは舌尖・舌背を口蓋へ吸着して離す運動で、舌の挙上や巧緻性を促します。嚥下体操を食前に行うと、頸部・口唇・舌・頬を動かし、呼吸と嚥下の準備を整えます。食物残留の原因は舌圧、頬筋機能、咀嚼、感覚などさまざまなので、検査結果に合わせて清掃と食後確認も指導します。

選択肢の確認

  • a 汁物へとろみ:咽頭への流入速度調整が必要な場合の対応で、提示された口腔前庭残留だけから一律に勧めません。
  • b 舌鳴らし:舌運動を促し、食塊操作や残留改善を支援します。
  • c 硬い食品を避ける:咀嚼能力低下が示されなければ過度な食形態制限となり、廃用を招きます。
  • d 食前の嚥下体操:摂食嚥下関連筋を準備し、安全な食事開始を支えます。

覚えるポイント

指導は症状名だけでなく、舌圧、舌口唇運動、咬合、咀嚼、嚥下のどこが低下したかに対応させます。

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