34PM059|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
75歳の男性。家族から「脳梗塞により意思疎通が難しく、右麻痺があり、 自身での口腔清掃は困難で食物残渣が多量に停留している。」と相談を受けた。発語は困難であるが、認知機能には問題がないという。 適切な助言はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b・c:低発泡性歯磨剤、コミュニケーションボード
この問題のポイント
嚥下・運動障害と発語困難がある一方、認知機能が保たれた患者に、安全な清掃と意思表出を支援する方法を選ぶ問題です。
解説
低発泡性歯磨剤は泡による口腔内貯留を抑え、少量で清掃・吸引しやすいため、吐出が難しい患者の誤嚥リスク低減に役立ちます。発語困難でも認知機能が保たれていれば、文字・絵・指差し式コミュニケーションボードで希望や苦痛を伝えられます。口腔ケアは上体を起こし、吸引を併用し、麻痺側前庭の残渣を確認します。
選択肢の確認
- a 仰臥位で清掃:水分や残渣が咽頭へ流れやすく、可能なら上体挙上・側臥位を選びます。
- b 低発泡性歯磨剤:泡の貯留を減らし安全な清掃を助けます。
- c コミュニケーションボード:発語以外の意思伝達経路を確保できます。
- d 水分を十分含ませたスポンジ:水分誤嚥の危険があるため、余分な水を絞って使います。
覚えるポイント
『話せない=理解できない』ではありません。本人に合う意思伝達手段を確保し、清掃は少量の水と吸引で行います。