31PM091|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
成人期の摂食嚥下機能障害の維持期に対する口腔機能管理はどれか。 2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a:歯列咬合の回復、c:摂食嚥下機能の再獲得
この問題のポイント
成人期に後天的に失われた摂食嚥下機能の維持期では、口腔の形態を整え、残存機能を活用して失った機能を取り戻す管理を行います。
解説
歯の欠損や咬合崩壊があれば補綴治療で咬合支持を回復し、食物を粉砕して食塊をつくれる口腔環境を整えます。さらに舌・口唇・頬の運動訓練、食形態調整、姿勢・一口量の工夫などにより、安全な摂食嚥下機能の再獲得と維持を目指します。これは疾病急性期を越え、生活を継続する成人の維持期に対応する考え方です。小児の発達過程や人生の終末期では、目標設定が異なります。
選択肢の確認
- a 歯列咬合の回復:咀嚼・食塊形成の基盤である咬合支持を補綴的に整え、経口摂取能力を支えるため該当します。
- b 終末期の経口摂取支援:本人の楽しみ・快適さを重視する看取り期の支援で、成人機能障害の維持期という区分とは異なります。
- c 摂食嚥下機能の再獲得:失われた口腔運動・食塊移送を訓練と環境調整で回復させる維持期の管理です。
- d 発達段階を考慮した機能獲得:乳幼児・小児が未獲得の摂食機能を発達順序に沿って獲得する支援に当たります。
覚えるポイント
小児=発達に沿う機能獲得、成人維持期=咬合回復と機能再獲得、終末期=安全と楽しみを調整した経口支援です。