32AM108第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

摂食嚥下障害に対する間接訓練について説明している時の写真(別冊午前No.47)を別に示す。 この訓練により機能の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: b・d

正答

b:舌骨挙上d:食道入口部開大

この問題のポイント

写真は仰臥位で肩を床につけたまま頭部を挙上するShaker訓練である。舌骨上筋群を強化し、嚥下時の舌骨・喉頭前上方運動と食道入口部開大を改善する。

解説

Shaker訓練は等尺性の持続挙上と等張性の反復挙上を組み合わせる間接訓練で、食物を使わずに実施する。舌骨上筋群が強くなると、嚥下時に舌骨と喉頭を前上方へ牽引しやすくなり、その力が輪状咽頭筋部を開いて上部食道括約筋の開大を助ける。咽頭残留や食道入口部通過障害への適応を評価して行い、頸部疾患や体力低下がある人では負荷を調整する。

選択肢の確認

  • a 口唇閉鎖:口輪筋訓練やボタンプル訓練の対象で、仰臥位頭部挙上による舌骨上筋群強化の主効果ではない。
  • b 舌骨挙上:舌骨上筋群を反復収縮させるため、嚥下時の舌骨・喉頭の前上方移動を増強できる。
  • c 軟口蓋挙上:鼻咽腔閉鎖は軟口蓋筋群の発声・ブローイングなどで訓練し、頭部挙上運動の作用部位とは異なる。
  • d 食道入口部開大:舌骨・喉頭の前方牽引が上部食道括約筋を機械的に開くため、入口部通過の改善が期待できる。

覚えるポイント

Shaker訓練=仰臥位で頭だけ挙上=舌骨上筋群強化=舌骨喉頭挙上と食道入口部開大。食物を使わない間接訓練である。

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