31AM094|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
73歳の男性。脳血管疾患で入院していた急性期病棟から回復期病棟に移動することになり、利き手交換訓練を行うことになった。口腔機能管理を行うよう歯科医師から指示された。歯式を図に示す。 セルフケアで推奨するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・d
正答
a:電動歯ブラシ、d:吸盤がついた義歯用ブラシ
この問題のポイント
脳血管疾患後で利き手交換訓練中のため、片手・非利き手でも細かな反復運動や物の固定を補えるセルフケア用具を選びます。
解説
電動歯ブラシはブラシ側が振動・回転するため、使用者は歯面へ順に当てて移動する動作を中心にでき、手首の細かな刷掃運動を減らせます。図には部分床義歯があり、吸盤付き義歯用ブラシを洗面台へ固定すれば、片手で義歯を持ってブラシへ擦り付けて清掃できます。転倒や誤嚥を避け、座位で行い、太い柄・滑り止め、鏡、介助の要否も作業療法士と評価します。
選択肢の確認
- a 電動歯ブラシ:非利き手でも複雑な往復運動を機器が補い、歯面へ当てる操作に集中できるため適します。
- b デンタルフロス:両手の協調と細かな指操作を要し、利き手交換初期のセルフケアには難しい用具です。
- c 柄の細い歯ブラシ:把持面が小さく握力・巧緻性が低い人ほど保持しにくいため、太柄やグリップ付きを選びます。
- d 吸盤がついた義歯用ブラシ:ブラシを片手で固定する必要がなく、片手で義歯清掃できるため適します。
覚えるポイント
片麻痺・利き手交換では電動化、太柄化、滑り止め、吸盤固定で「動かす・握る・固定する」負担を減らします。