34AM088|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
80歳の女性。舌癌に対する舌部分切除術後2週が経過した。現在在宅療養中である。体重に変化はないという。経口摂取を進めるために評価を行った結果を表に示す。患者に対する適切な指導はどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a:ゆっくり食べる、b:一口量を少なくする
この問題のポイント
舌部分切除後の軽度口腔期障害に対し、体重を保ちながら安全な経口摂取を進めます。
解説
評価ではRSSTは境界域でも水飲みテストは大きな問題がなく、DSSは先行期から口腔期に問題がある段階です。舌部分切除後は食塊の保持・送り込みが不安定になり得るため、ゆっくり食べ、一口量を少なくして、嚥下を確認してから次へ進むことが安全です。体重に変化がなく経口摂取を進める段階なので、栄養補助食品だけを中心にする必要はありません。開口制限が示されていなければ大きく開けないよう一律に制限せず、創部痛や機能に合わせた食具・食品形態を調整します。
選択肢の確認
- a ゆっくり食べる:食塊操作と嚥下確認の時間を確保できるため正しいです。
- b 一口量を少なくする:口腔内で制御しやすく、誤嚥リスク低減に役立つため正しいです。
- c 栄養補助食品を中心にする:体重維持できており、通常食の工夫を優先します。
- d 口を大きく開かない:開口障害が示されず、一律制限は摂取を妨げます。
覚えるポイント
口腔期が不安定なら少量・ゆっくり・一口ごとに嚥下確認。栄養介入は体重・摂取量で個別化します。