48A053第48回 救急救命士国家試験 過去問

ウツタイン様式に則り院外心停止に対する救急医療システムを地域間で比較するためには、図のどの患者群を対象に検討することが最も適切か。1つ選べ。

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正解: 4

正答

4.D

この問題のポイント

ウツタイン様式で地域間の救急医療システムを比較する際は、心原性心停止のうち市民(バイスタンダー)に目撃され、初期心電図波形が心室細動・無脈性心室頻拍であった患者群の転帰を用います。図のDがこの群です。

解説

救急医療システムの質を公平に比較するには、条件が揃った患者群で比較する必要があります。心原性で市民による目撃があり、初期波形がVF/無脈性VTの患者は、早期のバイスタンダーCPRと除細動が効果を発揮しやすい群で、その1か月生存率と社会復帰率が地域や国の比較指標として国際的に用いられています。全心停止例(A)や蘇生処置を行った全例(B)は背景がばらつき、目撃なし(C)や救急隊目撃(E)の群は比較指標として標準ではありません。

選択肢の確認

1.A:全心停止症例で背景が不均一です。
2.B:蘇生処置を行った全例で比較には不向きです。
3.C:目撃なしの群は転帰が悪く比較指標になりません。
4.D:市民目撃・初期波形VF/無脈性VTの標準的な比較群です。正答です。
5.E:救急隊目撃の群は標準の比較群ではありません。

覚えるポイント

「ウツタインの比較指標=心原性・市民目撃あり・初期波形VF/無脈性VTの1か月生存率・社会復帰率」。

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