第48回・2025年

48D001|第48回 救急救命士国家試験 過去問

52歳の男性。糖尿病で治療中である。胸痛を訴え倒れたため、同僚が救急要請した。 救急隊到着時、心肺停止状態。前額部の挫創と右前腕の変形とを認めた。心電図モニターは心室細動であり電気ショックにより、現場で心拍再開した。搬送先医療機関として三次救急医療機関を選定した。 医療機関の救急外来で救急科の医師とともに、直ちに診療を行うことが想定される診療科はどれか。1つ選べ。

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正解3

正答

3.循環器内科

この問題のポイント

心停止の原因が急性心筋梗塞と考えられるので、答えは循環器内科です。胸痛のあとに心室細動(VF)を起こしたなら、詰まった冠動脈をすぐ治療する必要があるからです。

解説

糖尿病の人が胸痛を訴えて倒れ、心室細動になりました。
心室細動による心停止の多くは急性冠症候群(心臓の血管が詰まる病気)が原因です。
心拍再開後はすぐに12誘導心電図をとり、緊急カテーテル治療を行います。
これを担当するのが循環器内科です。
前額部の挫創や前腕の変形は、倒れたときの二次的な外傷です。
整形外科や脳神経外科の対応は緊急ではありません。
糖尿病は背景の病気で、糖尿病内科がすぐに関わる病態ではありません。
麻酔科は手術のときに関わります。

選択肢の確認

1.麻酔科:すぐに診療する診療科ではありません。
2.整形外科:前腕の変形は緊急性が低いです。
3.循環器内科:心停止の原因である急性心筋梗塞の治療を担います。正答です。
4.脳神経外科:頭部外傷の可能性は低く、優先されません。
5.内分泌代謝・糖尿病内科:背景の病気であり、すぐに関わる診療科ではありません。

覚えるポイント

「胸痛→VF→心拍再開=急性冠症候群→循環器内科でカテーテル治療、三次救急医療機関へ」。

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