48D002|第48回 救急救命士国家試験 過去問
30歳の女性。うつ病の既往があり、連絡が取れないため心配した友人が訪問した。 アパート1階、玄関ドアは鍵が掛かっていなかったため中に入った。室内にはおらず、浴室ドアは鍵が掛かっており人影が見えたが声をかけるも応答がないため救急要請した。救急隊は「30歳女性、浴室内、急病人」の指令内容により単隊で救急出場した。 救急隊到着時、友人の案内で浴室に向かうと、浴室ドアに張り紙が貼ってあった。写真を示す。 救急隊が直ちに行うべき対応はどれか。1つ選べ。

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正解: 5
正答
5.消防隊を応援要請する。
この問題のポイント
浴室のドアに「危険!ガス発生中」の張り紙があり、内部で硫化水素などの有毒ガスが発生している可能性がある場合、救急隊は単独で進入せず、防護装備をもつ消防隊(救助隊)の応援を要請します。
解説
写真の張り紙は、入浴剤と洗剤などを混ぜて硫化水素を発生させる自殺の現場でしばしばみられ、ドアを開けると救助者が中毒を起こす二次災害の危険があります。救急隊は現場の安全が確保できないため、直ちに現場から距離をとり、消防隊に応援を要請して換気や防護装備での進入を行ってもらいます。鍵を壊して進入したり窓を探して入ったりすることは隊員の生命を危険にさらし、警察への通報や再聴取は安全確保の後に行います。
選択肢の確認
1.警察へ通報する:必要ですが最優先ではありません。
2.鍵を壊し救出する:無防備な進入は二次災害を招きます。
3.状況を再聴取する:安全確保より優先しません。
4.進入可能な窓を探す:無防備な進入は危険です。
5.消防隊を応援要請する:安全確保のため最初に行う対応です。正答です。
覚えるポイント
「有毒ガス発生の疑い=進入しない・退避・消防隊(防護装備)に応援要請・周囲の避難」。