47D009|第47回 救急救命士国家試験 過去問
34歳の男性。ハイキング中にハチに刺され、同部の腫脹と激痛を来したため友人が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS10。呼吸数28/分。脈拍124/分、整。血圧70mmHg(触診)。SpO2値88%(室内気)。皮膚は紅潮し、高度の気道狭窄音を聴取する。自己注射用アドレナリンを所持している。 この傷病者にまず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3.自己注射用アドレナリン投与
この問題のポイント
ハチ刺傷後の意識障害、血圧70mmHg、SpO2低下、皮膚紅潮、高度の気道狭窄音はアナフィラキシーショックです。所持している自己注射用アドレナリンを直ちに投与することが最優先です。
解説
アナフィラキシーの根本治療はアドレナリンの筋肉内注射で、投与が遅れるほど死亡率が上がります。救急救命士は傷病者が処方されている自己注射用アドレナリンを使用できるため、まず投与します。その後、気道狭窄が続けば酸素投与や補助換気を行い、ショックに対して静脈路確保と輸液の指示要請を行います。半坐位は血圧低下時には不適切で、エアウエイ挿入は喉頭浮腫による狭窄には効果がありません。
選択肢の確認
1.半坐位:ショック状態で不適切です。
2.エアウエイ挿入:喉頭浮腫による狭窄には効果がなく、まずアドレナリンです。
3.自己注射用アドレナリン投与:アナフィラキシーへの最優先の処置です。正答です。
4.バッグ・バルブ・マスク換気:アドレナリン投与後に必要に応じて行います。
5.静脈路確保および輸液の指示要請:アドレナリンの後に行います。
覚えるポイント
「アナフィラキシー=まずアドレナリン筋注(エピペン)、その後酸素・輸液・搬送」。