47D008|第47回 救急救命士国家試験 過去問
60歳の男性。ショッピングモール内で突然倒れたため、目撃者が救急要請した。 救急隊到着時、バイスタンダーCPRあり、AEDが装着され、電気ショックは3回実施済みであった。救急隊接触時CPAで心電図波形は心室細動、除細動を行うと脈拍を触知するようになった。呼吸数6/分で浅い。 この傷病者に対する処置で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・4
正答
3.除細動器のパッドを貼付したまま搬送する、4.バッグ・バルブ・マスクで補助換気を行う。
この問題のポイント
心室細動から心拍が再開した傷病者は再度の心室細動を起こしやすいため、除細動パッドを貼付したまま監視して搬送します。呼吸数6/分の浅い呼吸は不十分なので、バッグ・バルブ・マスクで補助換気を行います。
解説
心拍再開後は再心停止のリスクが高く、除細動パッドは剥がさずに心電図モニターを継続します。自発呼吸が6/分と少なく浅い場合は換気不足で低酸素と高二酸化炭素血症が進むため、補助換気で酸素化と換気を維持します。回復体位は自発呼吸が十分にある意識障害の傷病者の体位で、換気補助が必要な本例には適しません。気管挿管やアドレナリン投与は心肺機能停止状態が対象であり、脈拍が触知できる現状では適応外です。
選択肢の確認
1.回復体位で搬送する:換気が不十分なため補助換気が優先されます。
2.気管挿管の指示要請を行う:心拍再開後は適応外です。
3.除細動器のパッドを貼付したまま搬送する:再心停止に備える適切な対応です。正答です。
4.バッグ・バルブ・マスクで補助換気を行う:徐呼吸への適切な対応です。正答です。
5.アドレナリン投与のための静脈路確保の指示要請を行う:脈がある傷病者には適応外です。
覚えるポイント
「心拍再開後=パッドはそのまま・モニター継続・不十分な呼吸には補助換気・12誘導心電図」。