第46回・2023年
46D011|第46回 救急救命士国家試験 過去問
中年の男性が目前で突然倒れ、目撃者が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS300。頸動脈の拍動を触知しない。浅く不規則な胸部の動きを認める。 直ちに行うべき対応はどれか。1つ選べ。
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正解2
正答
2.胸骨圧迫
この問題のポイント
頸動脈が触れず、浅く不規則な呼吸だけなので心停止です。だから答えは2の胸骨圧迫です。この呼吸は死戦期呼吸で、有効な呼吸ではありません。
解説
死戦期呼吸とは、心停止直後にみられる喘ぎのような不規則な呼吸です。
見た目は呼吸していますが、空気の出入りはほとんどなく有効な呼吸ではありません。
これを「呼吸あり」と誤解して回復体位にしたり酸素で様子をみると、蘇生の機会を失います。
頸動脈が触れず正常な呼吸がない以上、心停止として直ちに胸骨圧迫を開始し、AEDを装着します。
バッグ・バルブ・マスク換気やエアウエイ挿入は、胸骨圧迫を始めた後に加えます。
選択肢の確認
1.回復体位:心停止の傷病者に行う体位ではありません。
2.胸骨圧迫:心停止と判断したら直ちに開始します。正答です。
3.高流量酸素投与:心停止では胸骨圧迫が優先です。
4.経口エアウエイ挿入:胸骨圧迫開始後の処置です。
5.バッグ・バルブ・マスク換気:胸骨圧迫を開始してから組み合わせます。
覚えるポイント
「死戦期呼吸=心停止のサイン→胸骨圧迫」。呼吸らしき動きに惑わされないことが重要です。
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