47C001|第47回 救急救命士国家試験 過去問
82歳の女性。介護施設入所中。突然卒倒し職員が救急要請した。通報者に口頭指導を行い、現場到着時バイスタンダーによる胸骨圧迫が行われていた。 救急隊到着時観察所見:意識JCS300。呼吸はない。頸動脈の拍動を触知しない。初期心電図モニター波形を示す。心肺蘇生を行いながら、アドレナリン投与の指示要請を行い、実施の指示を得た。 静脈路確保、資器材を準備した後、心電図モニターを観察すると図(B)の波形を確認した。 次に行うのはどれか。1つ選べ。

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正解: 3
正答
3.頸動脈拍動確認
この問題のポイント
心肺蘇生中にモニター波形が初期の心静止・PEA様の波形(A)から規則的なQRS波形(B)へ変化した場合、心拍再開の可能性があるため、まず頸動脈の拍動を確認します。
解説
図の(A)はほぼ平坦で有効な心拍を示さない波形、(B)は規則的な幅の狭いQRSが出現した波形です。心肺蘇生中に組織化された波形が出現したら、心拍が再開したかどうかを頸動脈で10秒以内に確認します。脈が触れれば心拍再開後の管理へ移り、触れなければPEAとして胸骨圧迫を再開します。心室細動ではないので電気ショックの適応はなく、脈の有無を確認する前にアドレナリンを投与したり、報告だけを優先したりするのは適切ではありません。
選択肢の確認
1.胸骨圧迫:脈の有無を確認してから継続の判断をします。
2.電気ショック:VF・無脈性VTではなく適応がありません。
3.頸動脈拍動確認:組織化された波形の出現時に最初に行います。正答です。
4.アドレナリン1mg投与:心拍が再開していれば投与は不要で、まず確認が必要です。
5.MC指示医師に波形を報告:脈の確認の後に行います。
覚えるポイント
「CPR中に規則的なQRSが出現=まず脈拍確認、脈なしならPEAとして圧迫再開」。