47D011第47回 救急救命士国家試験 過去問

あなたは通信指令員である。路上で老人が倒れていて声をかけても全く反応がないとの携帯電話からの救急要請が若い女性から入った。周囲には全く人影がないという。あなたは次のように通話した。 「すでに救急車の手配は行いました。救命処置をしていただきたいので携帯電話をスピーカーモードにしてください。(A胸と腹の動きを見て呼吸しているか確認してください。)(B呼吸しているかわからなければすぐに胸骨圧迫をしてください。)(C人工呼吸は行わなくても構いません。胸骨圧迫のみ続けてください。)(D胸骨圧迫は1秒間に2回のテンポで行ってください。)(E胸骨圧迫は2分毎に中断して声をかけて反応があるか確認してください。)まもなく救急隊が着きます。」 口頭指導として適切でないのはどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.E

この問題のポイント

口頭指導では、胸骨圧迫を絶え間なく続けるよう伝えます。2分ごとに中断して反応を確認させる指示(E)は圧迫の中断を増やすため不適切です。

解説

通信指令員による口頭指導では、胸と腹の動きで呼吸を確認させ(A)、呼吸の有無に迷えば直ちに胸骨圧迫を始めさせ(B)、人工呼吸ができなければ胸骨圧迫のみを続けさせます(C)。テンポは1分間に100〜120回で、「1秒間に2回」(D)はその目安として伝えられる表現の範囲内です。一方、救急隊が到着するまで、あるいは傷病者が動き出すか普段どおりの呼吸を始めるまで圧迫を続けることが原則であり、2分ごとに中断して反応を確認させる指示(E)は中断による脳・冠灌流の低下を招くため適切ではありません。

選択肢の確認

1.A:胸と腹の動きによる呼吸確認は適切です。
2.B:迷えば直ちに胸骨圧迫を行う指導は適切です。
3.C:胸骨圧迫のみの継続は適切です。
4.D:1秒間に2回は100〜120回/分の目安として許容される指導です。
5.E:2分ごとの中断は圧迫の中断を増やすため不適切です。正答です。

覚えるポイント

「口頭指導=迷ったら圧迫、圧迫のみでよい、100〜120回/分、救急隊到着まで中断しない」。

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