第49回・2026年

49C002|第49回 救急救命士国家試験 過去問

84歳の男性。焼肉店で食事中に突然苦しみだしたため、家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS300。自発呼吸を認めない。脈拍40/分、整。胸骨圧迫とバッグ・バルブ・マスク人工呼吸とを開始するが、バッグ加圧時に胸郭挙上を認めない。次に行うべき対応はどれか。1つ選べ。

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正解3

正答

3.口腔内異物の確認

この問題のポイント

食事中に突然苦しくなって心停止し、バッグで胸が上がらないなら、まず口の中の異物を確認するので、答えは3です。窒息が原因なら、異物を取らない限り換気ができないからです。

解説

焼肉店で食事中に突然苦しみだした心停止は、食べ物による気道異物の窒息が典型です。
バッグ・バルブ・マスクで加圧しても胸が上がらないのは、空気が肺に入っていないサインです。
このときは気道の開通を確認し直し、口の中を見て異物があればマギール鉗子や指で取り除きます。
見えない異物を指で手探りするのは、奥に押し込む危険があるので行いません。
経口エアウエイも、異物を押し込む危険があります。
AED装着やアドレナリン投与は、窒息の原因を取り除いたあとの対応です。

選択肢の確認

1.AED装着:窒息の解除が優先です。
2.高流量酸素投与:換気ができなければ酸素は肺に届きません。
3.口腔内異物の確認:換気できないときにまず行う対応です。正答です。
4.経口エアウエイ挿入:異物を奥に押し込む危険があります。
5.アドレナリン投与の指示要請:原因の除去が先です。

覚えるポイント

「食事中の心停止で換気不能=異物窒息→口腔内確認・除去」。

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