49C003|第49回 救急救命士国家試験 過去問
70歳の男性。自宅で入浴中に意識消失したため、家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS300。自発呼吸を認めない。頸動脈は触知しない。CPRを開始し、電気ショックを1回行った。2分間のCPR後の心電図モニター波形を示す。次に行うのはどれか。1つ選べ。

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正解: 2
正答
2.脈拍確認
この問題のポイント
電気ショック後2分間のCPRを行った時点で心電図モニターを確認し、図のようにP波とQRS波が規則的に出現する組織化された波形(洞調律様の波形)であれば、脈拍の有無を確認します。脈拍が触れれば心拍再開、触れなければ無脈性電気活動として胸骨圧迫を再開します。
解説
図の波形は幅の狭いQRS波が規則的に一定の間隔で現れ、除細動の適応となる心室細動や無脈性心室頻拍ではありません。心肺蘇生中のリズムチェックで組織化された波形を認めた場合は、10秒以内に頸動脈で脈拍を確認します。波形だけでは循環が戻ったかどうかは判断できないため、確認せずに胸骨圧迫を続けたり電気ショックを行ったりするのは誤りです。気道確保器具や換気はこの判断より優先されません。
選択肢の確認
1.胸骨圧迫:脈拍を確認してから、触れなければ再開します。
2.脈拍確認:組織化された波形を認めたときに行います。正答です。
3.電気ショック:心室細動・無脈性心室頻拍ではないため適応がありません。
4.経口エアウエイ挿入:この時点で優先される処置ではありません。
5.バッグ・バルブ・マスク換気:脈拍確認が先です。
覚えるポイント
「リズムチェックで組織化された波形=10秒以内に脈拍確認→あれば心拍再開、なければPEAとしてCPR再開」。