第49回・2026年
49C003|第49回 救急救命士国家試験 過去問
70歳の男性。自宅で入浴中に意識消失したため、家族が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS300。自発呼吸を認めない。頸動脈は触知しない。CPRを開始し、電気ショックを1回行った。2分間のCPR後の心電図モニター波形を示す。次に行うのはどれか。1つ選べ。

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正解2
正答
2.脈拍確認
この問題のポイント
電気ショック後2分のCPRのあと、図のように規則的なQRS波が出ていれば脈を確認するので、答えは2です。波形だけでは心臓が本当に血液を送っているか分からないからです。
解説
心肺蘇生では、2分ごとに心電図のリズムチェックを行います。
図の波形は、幅の狭いQRS波が一定の間隔で規則的に現れる、組織化された波形(洞調律様の波形)です。
心室細動や無脈性心室頻拍ではないので、電気ショックの適応はありません。
組織化された波形を見たら、10秒以内に頸動脈で脈拍を確認します。
脈が触れれば心拍再開です。
触れなければ無脈性電気活動(PEA、波形はあるが心臓が血液を送れていない状態)として胸骨圧迫を再開します。
脈を確認せずに胸骨圧迫を続けたり、電気ショックをしたりするのは誤りです。
気道確保器具や換気は、この判断より優先されません。
選択肢の確認
1.胸骨圧迫:脈拍を確認し、触れなければ再開します。
2.脈拍確認:組織化された波形を認めたときに行います。正答です。
3.電気ショック:心室細動・無脈性心室頻拍ではないため適応がありません。
4.経口エアウエイ挿入:この時点で優先される処置ではありません。
5.バッグ・バルブ・マスク換気:脈拍の確認が先です。
覚えるポイント
「リズムチェックで組織化された波形=10秒以内に脈拍確認→あれば心拍再開、なければPEAとしてCPR再開」。
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