46D017|第46回 救急救命士国家試験 過去問
91歳の男性。餅を食べている際に発声不能となり、家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識なく頸動脈触知せず心肺蘇生を開始した。喉頭展開しマギール鉗子で餅を除去し頸動脈は触知可能となったが、自発呼吸は認めない。心電図モニター波形を示す。 直ちに行うべき処置はどれか。1つ選べ。

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正解: 4
正答
4.バッグ・バルブ・マスク換気
この問題のポイント
異物を除去して脈拍が戻ったが自発呼吸がない状態は呼吸停止で、直ちにバッグ・バルブ・マスクによる人工呼吸(換気)を行います。
解説
餅による窒息で心停止となり、異物除去後に頸動脈が触知できるようになったということは心拍が再開したことを意味します。心電図も心拍を示していますが、自発呼吸がないため、呼吸停止の傷病者として直ちにバッグ・バルブ・マスクで換気を行い、酸素化を維持します。脈拍があるので胸骨圧迫は行わず、気管挿管や声門上気道デバイスは心肺機能停止でない現状では適応外です。静脈路確保も換気より優先されません。
選択肢の確認
1.気管挿管:脈拍があるため心肺機能停止でなく、まず換気を行います。
2.胸骨圧迫:脈拍が触知できるため不要です。
3.静脈路確保:換気の確保が最優先です。
4.バッグ・バルブ・マスク換気:呼吸停止に対する直ちの処置です。正答です。
5.声門上気道デバイスによる気道の確保:まずバッグ・バルブ・マスクで換気し、必要なら指示要請を検討します。
覚えるポイント
「脈あり・呼吸なし=呼吸停止→バッグ・バルブ・マスクで人工呼吸(成人は約6秒に1回)」。