46D012|第46回 救急救命士国家試験 過去問
集中豪雨による浸水被害で大規模停電中のA地区。在宅で何らかの医療処置を受けている療養者、またはその家族から午後5時に複数件の救急要請があった。現在、雨脚は弱まっているが朝まで激しく降り続く様子。電力会社からは24時間以内の復旧は困難との情報を得ている。複数件の要請を図に示す。 対応の優先順位が最も高いのはどれか。1つ選べ。

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正解: 5
正答
5.E
この問題のポイント
大規模停電が長引く状況では、電力に生命維持を依存し、電源が失われると短時間で生命に関わる療養者を最優先します。図Eの人工呼吸器を装着した療養者が最優先です。
解説
図には在宅で医療処置を受ける療養者が示されており、輸液や酸素、腹膜透析、経管栄養などは停電でも数時間から1日程度は代替手段や猶予があります。一方、人工呼吸器を装着している療養者は内蔵バッテリーが数時間で切れると換気が止まり、直ちに生命の危険に直面します。24時間以内の復旧が困難という情報から、バッテリーが尽きる前に電源のある医療機関へ搬送する必要があり、対応の優先順位が最も高くなります。
選択肢の確認
1.A:輸液や酸素投与を受けていますが、停電による即時の生命危機は人工呼吸器より低いです。
2.B:腹膜透析は電源がなくても一定時間対応でき、優先度は下がります。
3.C:経管栄養や輸液は停電でも直ちに生命に関わりません。
4.D:酸素ボンベなどの代替手段があり、人工呼吸器ほど切迫していません。
5.E:人工呼吸器はバッテリー切れで換気が止まり、最も優先度が高いです。正答です。
覚えるポイント
「停電時の優先順位=電源がなければ数時間で生命に関わる人工呼吸器の療養者が最優先」。