48D010|第48回 救急救命士国家試験 過去問
55歳の男性。自宅で胸部不快感が起こり治まらないため救急要請した。 救急隊到着時、路上で胸部を押さえて待っており、自力で救急車に近づいてきた。救急隊はストレッチャーで車内収容し心電図モニター(Ⅱ誘導)を装着した。その直後、傷病者の反応がなくなり下顎が引き下げられ口をパクパクさせるような呼吸状態となった。その際の心電図モニター波形を示す。 救急隊が直ちに行うべき対応はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・5
正答
1.胸骨圧迫、5.除細動パッド装着
この問題のポイント
胸部不快感の傷病者が車内で反応を失い、口をパクパクさせる死戦期呼吸を呈し、モニターが心室細動を示した場合は心停止です。直ちに胸骨圧迫を開始し、除細動パッドを装着して電気ショックを行います。
解説
図の心電図は振幅が不規則な波が連続する心室細動で、死戦期呼吸は正常な呼吸ではなく心停止のサインです。目撃された心室細動は早期の電気ショックで救命率が最も高いため、直ちに胸骨圧迫を開始しながら除細動パッドを装着し、解析とショックを行います。補助換気は圧迫開始後に組み合わせ、心停止中に血圧測定は無意味で、酸素投与は換気とともに行いますが最優先ではありません。
選択肢の確認
1.胸骨圧迫:心停止に対して直ちに開始します。正答です。
2.補助換気:胸骨圧迫を開始した後に加えます。
3.血圧測定:心停止中は測定できず不要です。
4.高濃度酸素投与:換気に伴って行いますが最優先ではありません。
5.除細動パッド装着:心室細動に対する電気ショックに必要です。正答です。
覚えるポイント
「目撃されたVF=直ちに胸骨圧迫+除細動パッド→電気ショック」「死戦期呼吸は心停止のサイン」。