第48回・2025年

48D009|第48回 救急救命士国家試験 過去問

50歳の女性。夜間に息苦しさを訴え気管支拡張薬を吸入するが症状が軽減しないため救急要請となった。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍92/分、整。血圧180/92mmHg。SpO2値92%。肥満(身長150cm、体重80kg)があり、高血圧と気管支喘息とのため近医に通院中とのことである。 搬送中に適切な体位はどれか。1つ選べ。

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正解2

正答

2.起坐位

この問題のポイント

喘息発作で息が苦しいので、答えは起坐位です。座って前かがみになると横隔膜が下がり、呼吸の補助筋も使いやすくて一番楽だからです。

解説

喘息発作中に仰向けにすると、お腹の臓器が横隔膜を押し上げます。
すると肺がふくらみにくくなり、さらに苦しくなります。
起坐位(座って前かがみの姿勢)なら肺の容量を確保できます。
呼吸補助筋も有効に使えるので、呼吸困難が軽くなります。
肥満のある本例では特に大切です。
側臥位、頭部高位、足側高位は呼吸困難のための体位ではありません。
酸素を投与しながら起坐位で搬送し、SpO2 92%と高い血圧を観察し続けます。

選択肢の確認

1.仰臥位:横隔膜が押し上げられて呼吸困難が悪化します。
2.起坐位:呼吸困難の傷病者に最も適した体位です。正答です。
3.側臥位:意識障害や嘔吐のときの体位です。
4.頭部高位:頭蓋内圧が高いときなどの体位です。
5.足側高位:ショックの体位で、呼吸困難を悪化させます。

覚えるポイント

「呼吸困難(喘息・心不全)=起坐位」「ショック=足側高位」「意識障害=側臥位」。

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