47D017|第47回 救急救命士国家試験 過去問
52歳の男性。胸痛を訴え救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍104/分、整。血圧88/56mmHg。体温35.9℃。SpO2値96%。冷汗を認める。呼吸音清。心電図モニターを装着したところⅡ誘導でST上昇を認め、酸素投与しながら搬送を開始した。搬送開始10分後に傷病者の反応がなくなり、心電図モニター波形を示す。 直ちに行う対応はどれか。1つ選べ。

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正解: 2
正答
2.脈拍の確認
この問題のポイント
急性冠症候群の傷病者が搬送中に反応を失い、モニターに幅の広いQRSの規則的な頻拍(心室頻拍)が出た場合、まず脈拍を確認し、無脈性なら心停止として胸骨圧迫と電気ショック、脈があれば不安定な心室頻拍として対応します。
解説
図の波形は単形性心室頻拍です。心室頻拍は脈がある場合と無脈性の場合があり、対応が異なるため、反応消失の直後にまず頸動脈で脈拍を確認します。脈が触知できなければ無脈性心室頻拍として直ちに胸骨圧迫を開始し、AEDの解析に従って電気ショックを行います。除細動は解析結果に基づいて行い、用手的気道確保や輸液の指示要請は心停止の判断と胸骨圧迫の後です。
選択肢の確認
1.胸骨圧迫:脈がないことを確認してから開始します。
2.脈拍の確認:心室頻拍出現時に最初に行う評価です。正答です。
3.除細動の実施:脈の確認とAEDの解析後に行います。
4.用手的気道確保:脈の確認後の処置です。
5.乳酸リンゲル液投与の指示要請:優先されません。
覚えるポイント
「心室頻拍を見たらまず脈の確認→無脈性ならCPR+ショック、脈ありなら不安定VTとして監視」。