49D007|第49回 救急救命士国家試験 過去問
65歳の男性。胸部不快感から徐々に痛みが強くなり救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。血圧160/88mmHg。SpO2値96%。顔面蒼白と冷汗とを認める。心電図モニター波形を救命救急センターへ送信したところ、医師からカテーテル治療のため直ちに搬送するよう指示があった。 最も考えられる心電図モニター波形は図のどれか。1つ選べ。

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正解: 3
正答
3.C
この問題のポイント
胸部不快感から増強する痛み、顔面蒼白と冷汗を伴い、医師からカテーテル治療のため直ちに搬送するよう指示された心電図は、ST上昇型心筋梗塞の波形です。図CはQRSに続いてSTが上昇しています。
解説
図Aは心室期外収縮を伴う調律、Bは不規則で幅の狭いQRSの心房細動、CはSTが基線から明らかに上昇した急性心筋梗塞の波形、Dは無秩序な心室細動、Eは正常に近い洞調律です。カテーテル治療(緊急冠動脈形成術)の適応となるのは冠動脈の閉塞を示すST上昇であり、Cが最も考えられます。Dの心室細動であれば直ちに電気ショックが必要で、カテーテルのための搬送指示にはなりません。
選択肢の確認
1.A:心室期外収縮を伴う調律で、カテーテル治療の直接の根拠ではありません。
2.B:心房細動です。
3.C:ST上昇を示す急性心筋梗塞の波形です。正答です。
4.D:心室細動で電気ショックの適応です。
5.E:正常に近い波形です。
覚えるポイント
「ST上昇=急性心筋梗塞→心電図伝送・カテーテル治療のできる病院へ」。