49D008第49回 救急救命士国家試験 過去問

64歳の男性。糖尿病、慢性腎不全で血液透析を受けている。起床時より呼吸が苦しくなったため救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。四肢に麻痺は認めない。右前腕に透析用シャントを認める。 血圧測定のためにマンシェットを巻く部位で適切なのはどれか。1つ選べ。

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正解: 3

正答

3.左上腕

この問題のポイント

透析用シャントのある腕では血圧測定や採血を行ってはいけません。右前腕にシャントがある本例では、反対側の左上腕で測定します。

解説

内シャントは動脈と静脈を吻合した血液透析のための血管で、マンシェットで圧迫すると血流が途絶えてシャントが閉塞する危険があります。シャント側の上肢全体(右上腕・右前腕)を避け、左上腕で血圧を測定します。左前腕での測定は可能な場合もありますが標準は上腕です。下肢での測定は上肢で測定できない場合の代替であり、両下肢が使える本例では通常選択しません。

選択肢の確認

1.右上腕:シャント側の上肢で測定してはいけません。
2.左前腕:標準的な測定部位は上腕です。
3.左上腕:シャントの反対側の上腕で適切です。正答です。
4.右下腿:上肢で測定できるため通常は用いません。
5.左下腿:同様に通常は用いません。

覚えるポイント

「シャント側・麻痺側・乳房切除側・損傷側では血圧を測らない→反対側の上腕で測定」。

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