Y2021M04E1Q36|第2021年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
第一種労働生理消化器系
肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肝臓が行う代謝、尿素合成、胆汁生成、糖質貯蔵を整理し、ビリルビンの処理方法を区別する問題です。
解説
肝臓は、糖質・脂質・蛋白質の代謝、有害物質の解毒、胆汁の生成、血漿蛋白質の合成など、多くの働きを担います。
肝臓ではコレステロールが合成されます。また、有害なアンモニアを尿素へ変換し、ブドウ糖をグリコーゲンとして合成・貯蔵したり、必要時にグリコーゲンを分解して血糖維持に利用したりします。
ビリルビンは、主に古くなった赤血球のヘモグロビンが処理される過程で生じます。肝臓はビリルビンを取り込み、抱合して水に溶けやすい形にし、胆汁中へ排出します。「肝臓がビリルビンを分解する」という説明は適切ではありません。
ひっかけポイント
肝臓はビリルビンを取り込み、抱合して胆汁へ排出します。生成、処理、排出を分けて覚えます。
選択肢の確認
1.コレステロールの合成
肝臓の機能として正しい。
肝臓ではコレステロールが合成され、細胞膜や胆汁酸などの材料として利用されます。
2.尿素の合成
肝臓の機能として正しい。
アミノ酸代謝で生じる有害なアンモニアを尿素へ変換します。尿素は腎臓から尿中へ排出されます。
3.ビリルビンの分解
正答。肝臓の機能としては誤り。
肝臓はビリルビンを取り込み、抱合して胆汁中へ排出します。ビリルビンを分解するという説明は不適切です。
4.胆汁の生成
肝臓の機能として正しい。
肝臓でつくられた胆汁は胆管へ分泌され、脂肪の消化・吸収を助けます。
5.グリコーゲンの合成及び分解
肝臓の機能として正しい。
肝臓はブドウ糖からグリコーゲンを合成して蓄え、必要に応じて分解し、血糖の維持に関与します。
覚えるポイント
- 肝臓はコレステロールと尿素を合成します。
- 肝臓は胆汁を生成します。
- グリコーゲンの合成・分解は血糖維持に関係します。
- ビリルビンは肝臓で抱合され、胆汁中へ排出されます。