Y2022M10E1Q23|第2022年10月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
労働安全衛生規則に基づく次の定期健康診断項目のうち、厚生労働大臣が定める基準に基づき、医師が必要でないと認めるときは、省略することができる項目に該当しないものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、定期健康診断の項目のうち、厚生労働大臣が定める基準に基づき、医師が必要でないと認めた場合に省略できる項目を判断します。
自覚症状の有無の検査は、省略できる項目には該当しません。
解説
定期健康診断は、常時使用する労働者に対して原則として1年以内ごとに1回行います。
健康診断項目の一部は、年齢、既往歴、業務歴などについて厚生労働大臣が定める基準に該当し、医師が必要でないと認めた場合に省略できます。
腹囲は、一定の年齢・体格等の基準に該当し、医師が必要でないと認めた場合に省略できます。
胸部エックス線検査、心電図検査、血中脂質検査についても、それぞれ定められた年齢等の基準に該当し、医師が必要でないと認めた場合に省略できることがあります。
一方、自覚症状の有無の検査は、労働者本人の訴えから健康状態や業務との関連を把握する基本項目です。省略可能項目には該当しません。
「基準に該当する」ことだけで自動的に省略できるわけではなく、最終的には医師が個々の労働者について必要性を判断します。
ひっかけポイント
年齢条件に該当すれば事業者が一律に省略できるのではありません。法定基準と医師の判断の両方が必要です。
健康管理のポイント
業務内容、有害要因、既往歴、自覚症状を踏まえ、必要な検査を確実に実施し、異常所見者は医師の意見聴取と就業上の措置につなげます。
選択肢の確認
1.自覚症状の有無の検査
正答。省略できる項目には該当しない。
自覚症状の有無の検査は、健康状態を把握する基本項目であり、医師の判断による省略可能項目には含まれません。
2.腹囲の検査
省略できる場合がある。
腹囲は、厚生労働大臣が定める一定の基準に該当し、医師が必要でないと認めた場合に省略できます。
3.胸部エックス線検査
省略できる場合がある。
胸部エックス線検査は、年齢等の所定基準に該当し、医師が必要でないと認めた場合に省略できることがあります。
4.心電図検査
省略できる場合がある。
心電図検査は、所定の年齢基準等に該当し、医師が必要でないと認めた場合に省略できます。
5.血中脂質検査
省略できる場合がある。
血中脂質検査は、所定の基準に該当し、医師が必要でないと認めた場合に省略できます。
覚えるポイント
- 自覚症状の有無の検査は省略できない。
- 腹囲、胸部エックス線、心電図、血中脂質は省略できる場合がある。
- 省略には、告示基準と医師の個別判断が必要である。
- 健診結果は医師の意見聴取と就業上の措置へつなげる。