Y2024M04E1Q30|第2024年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
1,000人を対象としたある疾病のスクリーニング検査の結果と精密検査結果によるその疾病の有無は下表のとおりであった。このスクリーニング検査の偽陽性率及び偽陰性率の近似値の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。 ただし、偽陽性率とは、疾病無しの者を陽性と判定する率をいい、偽陰性率とは、疾病有りの者を陰性と判定する率をいうものとする。 精密検査結果による疾病の有無 スクリーニング検査結果(人) 陽性 陰性 疾病有り 20 5 疾病無し 200 775 偽陽性率(%) 偽陰性率(%)
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
偽陽性率と偽陰性率では分母が異なります。先に精密検査で疾病が無い集団と、疾病が有る集団に分けてから計算します。
解説
偽陽性率は、実際には疾病が無い者のうち、スクリーニング検査で陽性と判定された者の割合です。
疾病無しの者は、陽性200人と陰性775人の合計975人です。
- 偽陽性率 = 200 ÷ 975 × 100
- 偽陽性率 = 約20.5%
偽陰性率は、実際には疾病が有る者のうち、スクリーニング検査で陰性と判定された者の割合です。
疾病有りの者は、陽性20人と陰性5人の合計25人です。
- 偽陰性率 = 5 ÷ 25 × 100
- 偽陰性率 = 20.0%
したがって、偽陽性率20.5%、偽陰性率20.0%の組合せが適切です。
ひっかけポイント
1,000人全体を分母にすると、200 ÷ 1,000 = 20.0%、5 ÷ 1,000 = 0.5%となりますが、これは偽陽性率・偽陰性率の定義に合いません。
選択肢の確認
1.20.0 0.5
誤り。
1,000人全体を分母にした値です。偽陽性率は疾病無し975人、偽陰性率は疾病有り25人をそれぞれ分母にします。
2.20.5 20.0
適切である。
200 ÷ 975 × 100 = 約20.5%、5 ÷ 25 × 100 = 20.0%となり、両方とも定義に合います。
3.22.0 25.0
誤り。
疾病無しの集団と疾病有りの集団を正しい分母にして計算した値ではありません。
4.25.8 0.5
誤り。
偽陽性率は約20.5%、偽陰性率は20.0%であり、どちらの値も合いません。
5.28.2 20.0
誤り。
偽陰性率20.0%は合っていますが、偽陽性率は200 ÷ 975 × 100 = 約20.5%です。
覚えるポイント
- 偽陽性率の分母は「疾病無し」の全員です。
- 偽陰性率の分母は「疾病有り」の全員です。
- 検査対象者全体を分母にしないようにします。