32AM9|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論上腕骨骨折
上腕骨外科頸外転型骨折で誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
上腕骨外科頸骨折では、外転型と内転型で変形の向きが異なります。
この問題は、外転型骨折にみられる所見として誤っているものを選ぶ問題です。
解説
上腕骨外科頸骨折は、高齢者の転倒などで起こりやすい骨折です。
外転型骨折では、上肢が外転方向に強制されることで発生します。骨折部の変形は、内転型と外転型で整理して覚える必要があります。
外転型では、前内方凸の変形として理解します。そのため、「前外方凸の変形がみられる」は外転型の説明としては誤りです。
骨折であるため、肩関節の可動域制限、軸圧痛、腫脹、皮下出血斑などはみられます。
ひっかけポイント
上腕骨外科頸骨折は、外転型と内転型の変形方向を混同しやすいです。正答選択肢は「誤っているもの」なので、記述内容として誤っている1を選びます。
選択肢の確認
1.前外方凸の変形がみられる。
正答。記述としては誤り。
上腕骨外科頸外転型骨折では、前内方凸の変形として整理します。前外方凸という記述は外転型骨折の所見として不適切です。
2.肩関節の可動域が制限される。
記述としては正しい。
上腕骨外科頸骨折では、疼痛、腫脹、骨折部の不安定性により肩関節の可動域が制限されます。外転型でも可動域制限はみられます。
3.軸圧を加えると痛みが増強する。
記述としては正しい。
骨折では、骨の長軸方向に圧を加えると骨折部に刺激が伝わり、痛みが増強することがあります。軸圧痛は骨折を疑う所見の一つです。
4.広範囲に皮下出血斑が出現する。
記述としては正しい。
上腕骨外科頸骨折では、骨折部周囲の出血が時間の経過とともに上腕部や胸部方向へ広がり、広範囲の皮下出血斑としてみられることがあります。
覚えるポイント
- 上腕骨外科頸骨折は高齢者の転倒で多い。
- 外転型と内転型では変形方向を区別する。
- 外転型では前内方凸の変形として押さえる。
- 骨折では可動域制限、軸圧痛、腫脹、皮下出血斑が重要所見。