34AM9|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論上腕骨骨折
三角筋付着部より遠位の上腕骨骨幹部骨折で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、上腕骨骨幹部骨折の部位による転位と固定法を理解しているかが問われています。
三角筋付着部より遠位の骨折では、筋の牽引により転位が生じます。
固定では、上腕を安定して保持するためにミッデルドルフ三角副子が用いられます。
解説
上腕骨骨幹部骨折では、骨折部位と筋の付着部の関係が重要です。
特に三角筋付着部より近位か遠位かで、骨片転位の方向や保持方法が変わります。
三角筋付着部より遠位の骨折では、上腕の支持と回旋の制御が大切です。
ミッデルドルフ三角副子は、上腕骨骨幹部骨折の固定で用いられる代表的な副子です。
また、上腕骨骨幹部骨折では、橈骨神経が上腕骨の橈骨神経溝を走るため、橈骨神経障害に注意します。
合併症のポイント
上腕骨骨幹部骨折では、尺骨神経よりも橈骨神経損傷が重要です。手関節・手指の伸展障害や手背の感覚障害を確認します。
選択肢の確認
1.自然下垂位で固定する。
誤り。
三角筋付着部より遠位の上腕骨骨幹部骨折では、自然下垂位だけで安定保持するのは不十分です。骨片転位を考慮した副子固定が必要です。
2.ミッデルドルフ三角副子で保持する。
正しい。
三角筋付着部より遠位の上腕骨骨幹部骨折では、ミッデルドルフ三角副子で上腕を保持します。骨折部の安定と転位防止を目的とします。
3.過剰な仮骨が生じやすい。
誤り。
過剰仮骨は小児骨折や骨折部位・固定状態などで問題になることがありますが、この設問で問われる三角筋付着部より遠位の上腕骨骨幹部骨折の代表的特徴としては適切ではありません。
4.尺骨神経障害を合併しやすい。
誤り。
上腕骨骨幹部骨折で重要なのは、尺骨神経ではなく橈骨神経障害です。橈骨神経は上腕骨骨幹部に近接して走行します。
覚えるポイント
- 上腕骨骨幹部骨折では、骨折部位と筋の牽引を考えます。
- 三角筋付着部より遠位の骨折では、ミッデルドルフ三角副子で保持します。
- 上腕骨骨幹部骨折の代表的合併症は、橈骨神経障害です。
- 神経障害では、運動障害と感覚障害をセットで確認します。