34AM115|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
生理学・運動学運動学・身体機能重心・歩行
踵打ち歩行が特徴的なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、異常歩行の特徴と原因疾患の対応が問われています。
踵打ち歩行は、深部感覚障害による脊髄性運動失調で特徴的にみられます。
解説
脊髄性運動失調では、後索障害などにより位置覚や振動覚などの深部感覚が障害されます。
自分の足がどこにあるかを感じ取りにくくなるため、足底からの感覚を強く得ようとして、踵を床に打ちつけるように歩くことがあります。これを踵打ち歩行といいます。
一方、小脳性障害では、ふらつきが強い失調性歩行や酩酊歩行がみられます。パーキンソン症候群では小刻み歩行やすくみ足が重要です。痙直型脳性麻痺では痙性歩行やはさみ歩行が代表的です。
ひっかけポイント
小脳性運動失調と脊髄性運動失調を混同しやすいです。踵打ち歩行は深部感覚障害を背景とする脊髄性運動失調で押さえます。
選択肢の確認
1.痙直型脳性麻痺
該当しません。
痙直型脳性麻痺では、筋緊張亢進による痙性歩行やはさみ歩行がみられます。踵打ち歩行の代表ではありません。
2.両側性小脳性障害
該当しません。
小脳性障害では、歩隔が広く、ふらつくような失調性歩行が特徴です。踵を床に打ちつける歩行は脊髄性運動失調で重要です。
3.パーキンソン(Parkinson)症候群
該当しません。
パーキンソン症候群では、小刻み歩行、前傾姿勢、すくみ足、加速歩行などが特徴です。踵打ち歩行とは異なります。
4.脊髄性運動失調
正答。特徴的です。
脊髄性運動失調では深部感覚が障害され、足の位置を確認するように踵を床へ強く打ちつけて歩く踵打ち歩行がみられます。
覚えるポイント
- 踵打ち歩行は脊髄性運動失調で特徴的。
- 脊髄性運動失調では深部感覚障害が重要。
- 小脳性障害はふらつきの強い失調性歩行。
- パーキンソン症候群は小刻み歩行、すくみ足を押さえる。